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ディーラー業界の温室効果ガス排出量の把握・削減の取組

ディーラー業界がカーボンニュートラルに取り組む意義

 自動車は製造から走行、廃棄まで、ライフサイクルアセスメント(LCA)として考えた時、各段階で多くの温室効果ガスが排出されています。そうした自動車という商品を扱い、自動車にかかる様々なサービスを担っているディーラー業界としても、最大限、地球温暖化対策に貢献する責務があります。
 また、ディーラーはユーザーとの接点の最前線におり、地球温暖化問題に対し自らの積極的な温室効果ガス削減への取組を示していく立場にあります。エコカーやエコドライブの推奨を通じ、温室効果ガスの排出削減に貢献できると考えています。


事業活動による排出量の把握

 ディーラー業界全体で温室効果ガス削減に取り組むためには、まず、会員ディーラー自らの事業活動による排出量の把握を行うことが全ての取組の出発点と考えています。自販連では、全会員ディーラーにおける排出量の可視化に取組み、さらに、排出量を削減するための具体的な施策や削減目標を記載した削減計画の策定により、排出量削減の取組を加速してまいります。
 また、今後、把握した排出量を基に、ディーラー業界の排出量削減に取組むほか、電動車の普及促進やエコドライブの推進など、目標達成に向け多角的に取組んでまいります。


電動車の普及促進とインフラ整備

 日本は、2035年までに乗用車新車販売で、HVを含めて電動車100%を目指しております。そもそも日本はHVの普及が早く、これまで多くの温室効果ガス排出量を削減し実績をあげてきました(2001年に比し、2019年の保有全体の自動車のCO₂排出量が▲23%)。
 このようにCO₂排出の少ない(ない)車への乗り換えが目標達成への近道にもなります。従って、今後も電動車の全てのラインアップを駆使して普及の速度を上げ、さらなる削減を進めてまいります。
 ※CEV補助金対象車両や申請方法につきましては、こちら(一般社団法人次世代自動車振興センターHP)からご確認ください。

 また、電動車の普及と表裏一体となる急速充電器の設置など利便性の向上にも積極的に取り組んでまいります。
 ※電動車及び充電器の設置についてはお近くの販売店にお問い合わせください。


エコアクション21の推奨

 エコアクション21は、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)で、中小企業がおこなう環境にやさしい経営の取組みに対して審査し、認証を与える制度です。
 環境経営の国際的な基準である「ISO14001」が大企業向けの国際基準であるのに対し、エコアクション21は、中小企業向けの環境経営の基準で、環境マネジメントシステム、環境パフォーマンス評価及び環境報告をひとつに統合したものです。
 エコアクション21に取り組むことにより、中小事業者でも自主的・積極的な環境配慮に対する取組が展開でき、かつその取組結果を「環境経営レポート」として取りまとめて公表できるように工夫されています。 
 自販連としても、「エコアクション21」の認証取得を推奨し、環境経営に取り組んでまいります。
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